異世界放送－－－－－－－－－－

概要OUTLINE

異世界放送は、配信者があたかも異なる世界にいるようなインターネットライブ放送です。
被災現場の中継や家族あとのテレビ電話で、より多くの情報を提示するのに役立ちます。
私たちは、異世界放送のための映像音声効果を短時間で付加する研究開発を行っています。

関連技術RELATED TECHNOLOGIES

再生継続型次世代インターネット放送

スマートフォンでYouTubeの投稿動画の視聴中に再生が途切れることがあるように、現状のビデオオンデマンド配信では、再生端末の数が多くなると再生が途切れます。
本研究では、放送通信融合環境を用いた新しいビデオオンデマンドシステム（次世代ビデオオンデマンドシステム）において、途切れずに継続的に再生できる再生継続型のビデオオンデマンド配信を実現しようとしています。

関連文献：Tomoki Yoshihisa："Reducing Interruption Time by Segmented Streaming Data-Scheduling in Hybrid Broadcasting Environments," International Journal of Informatics Society (IJIS), Vol. 8, No. (2016, to appear).

移動型カメラを用いた任意地点ライブビューの実現

ストリートビューの次は定点ライブビューです。定点ライブビューとは定点で撮影されたライブ映像を視聴することです。利用者が指定した地点に近い定点ライブビューを提供するためには、多くの場所にカメラを設置する必要があり、設置コストがかかる問題があります。
本研究では、この設置コストを削減するだけでなく、任意地点ライブビューを実現しようとしています。このために、移動型カメラを利用します。

関連文献：Satoru Matsumoto, Tomoki Yoshihisa, Yoshimasa Ishii, Yuuichi Teranishi："A Distributed Video Processing System for Internet Live Broadcasting Services," Proc. of International Workshop on Advances in Data Engineering and Mobile Computing (DEMoC'16), pp. 311-316 (Sep. 2016).

異なる配信周期を扱う分散型センサデータストリーム配信システム

情報通信技術の発達に伴い、火災発見のためのライブカメラや環境センサなどのセンサデータを周期的に配信するセンサデータストリーム配信システムが注目されています。センサデータストリーム配信システムにおいて通信負荷を分散させることで、低欠損かつ低遅延な配信システムを実現でき、我々の安全で安心な生活につながります。
本研究では、異なる周期で配信する場合の分散型センサデータストリーム配信システムの研究開発を行っています。

関連文献：Tomoya Kawakami, Yoshimasa Ishi, Tomoki Yoshihisa, Yuuichi Teranishi："A Sensor Data Stream Delivery Method to Accommodate Heterogeneous Cycles on Cloud," IEICE Transactions on Communications, Vol. E99-B, No. 6 pp. 1331-1340 (June 2016).

ソフトウェアSOFTWARES

メトリーマー

メトリーマーでは、配信サーバが同一ネットワークに接続されているすべてのモバイル端末にまとめて同時にデータを送信するマルチキャスト（UDP）を放送として用い、各モバイル端末にデータを送信するユニキャスト（TCP）を通信として用います。メトリーマーで再生中断0の性能を達成できるか確認できるようにするため、各モバイル端末の統計情報を出力する機能も備えています。

詳しくはこちら。

メンバーMEMBERS

01: 義久智樹; Tomoki Yoshihisa; 所属：大阪大学

02: 寺西裕一; Yuuichi Teranishi; 所属：NICT

03: 石芳正; Yoshimasa Ishi; 所属：（元）大阪大学

04: 川上朋也; Tomoya Kawakami; 所属：奈良先端科学技術大学院

05: 松本哲; Satoru Matsumoto; 所属：大阪大学

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異世界放送Different World Broadcasting

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